営業コミュ

Last-modified: Thu, 14 Oct 2021 23:27:41 JST (925d)
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ここでは、デレステでの加奈ちゃんさんの営業コミュを紹介します。

中央

かなみうは今日も元気です!

番組収録中


本日のゲストは、『はぴ☆かむ』の今井加奈ちゃんと矢口美羽ちゃんでしたー!
また来週!


収録後


いやー、ふたりとも、すっごくよかったよ!
等身大の女の子ってところが、やっぱりふたりの魅力だね!
またぜひ、うちの番組に出てね! 今日はお疲れさま!



はぁ……。
はぁ……。


(わたしってば、また本番中にわたわたしちゃって……。
うう~、いつになったら、落ち着いたトークができるようになるんだろう~……)


(なんとなぁく、スタジオが凍りついちゃってたような……?
ううっ……、もっともっと、スタイリッシュなギャグを追求していかねば……!)


「騎馬隊、来襲! また、来週!」
山梨といえば、武田信玄ゆかりの地。
これはキマッた! ……と、思ったのになぁ。


騎馬隊が…………来たばい。
これは、違う地方の方言だし……。
むむむ……矢口、まだまだ精進が足りません……。


…………。
美羽ちゃん、あんなに難しい顔して……
きっと、すっごく落ち込んでるんだ……。


うん。つらいのはきっと、わたしだけじゃないよね。
わたしのほうがお姉ちゃんなんだから、美羽ちゃんは、わたしが励ましてあげなきゃ……!



えーっと、「落ち込んでいる人を励ます方法」……。
たしか、このへんにメモしてあったような……。
あれっ、どこだったっけ……?


あれっ、加奈ちゃん……。
すっごく悩んでる顔……。


うん。つらいのはきっと、加奈ちゃんも同じ……!
ここは年下の矢口が、元気づけてあげる役にならねばっ……!


…………。
……あっ。


美羽ちゃん!
加奈ちゃん!


…………。
…………。


か、加奈ちゃんからどうぞ!


(「落ち込んでいる人を励ます方法」──。
まずは、お話を聞いてあげること──)


ううん、美羽ちゃんからどうぞっ!


そ、そう?
じゃ、じゃあ……ええと、その……。
……コホン。


山梨で、失敗しても……
やむなし!


(よしっ! 渾身のギャグ、キマッた~~っ!
加奈ちゃんも、これにはきっと大爆笑!
明るい気分になってくれること間違いなしでしょう!)


(ど、どうしよう……。
美羽ちゃんのギャグがスベッちゃってる……?
美羽ちゃん、これはそうとう落ち込んでるんじゃ……)


(……っ!
この珠玉のギャグでも、ぴくりとも笑わないなんて……!
加奈ちゃん、これはそうとう落ち込んでるんじゃ……)


あのね、美羽ちゃん!!


ひゃ、ひゃいっ!?


(「落ち込んでいる人を励ます方法」──。
次は、共感してあげること──)


わたしも、騎馬隊に興味あるよ!


(と、突然、どうされましたっ……!?)


わたし、これでも参加してたんだよ。
昔の話だけどね。


昔っ!?
参加っ!?
騎馬隊にっ……!?


でも、わたしが上になると、すぐハチマキを取られちゃって……。
わたし、ちょっとどんくさいのかな。えへへ♪


(加奈ちゃんさん……。
それは、運動会の騎馬戦では……。
しかし困りました……今の、矢口より面白いです……!)


(美羽ちゃん……。どうしよう……
よくわからないけど、なんかショックを受けてるような……?
さっきより、もっと落ち込んじゃったみたいだし……)


(どうしよう……。
加奈ちゃん、落ち込みすぎておかしくなっちゃったのかな……?)


(わたしはただ、いつもの美羽ちゃんがいいなあって……
見てるだけで楽しくなる、明るい美羽ちゃんに戻ってほしい……!
よしっ、こうなったら──)


(加奈ちゃんは、そのままの加奈ちゃんが、いちばんかわいくって、いちばんキラキラしてるんだ……!
よしっ、こうなったら──)


あのっ、美羽ちゃん! 聞いて!


あのっ、加奈ちゃん! 聞いて!


わたしねっ、美羽ちゃんの、がんばりやさんで、お仕事熱心で、ギャグでみんなを楽しませようとしてくれて、自分らしさをちゃんと追いかけていて──。


そういうところ、すごいなって思うし、わたしはそんな美羽ちゃんのことが大好きだよっ!


わたし、加奈ちゃんの、まっすぐで、いつも一生懸命で、勉強家で、努力家で、まじめで、やさしくて、笑顔がかわいくって、どんなときもへこたれなくって──。


そういうところ尊敬してるし、わたしは加奈ちゃんのこと大好きだよ!


だから元気、出して!
だから元気、出して!


……あれ?


……あ、あれれっ?


も、もしかして……。
加奈ちゃん、わたしのこと、さっきからずっと元気づけようとしてくれてた、とか……?


う、うん……。美羽ちゃんが落ち込んでると思ったから……。
もしかして美羽ちゃんも、わたしが落ち込んでるって思って……?


うん……。ふふっ……あははっ!
なぁんだ。お互いに、なんか勘違いしてたんだね!
わたしは元気だから大丈夫っ!


うん。わたしも、もう元気だから大丈夫だよ♪
えへへ……なんかちょっと恥ずかしいな。


スベっても、転んでも、立ち上がって、また明日があるさ!
それが矢口スタイルです!
へへっ。それじゃあ、ふたりで気分転換に──。


ほうとうを食べて、
ほうっとぅ、するのはどうでしょうか?


ふふっ♪ ……そうだ、その前に、地元の雑貨屋さん、探検しちゃうのはどうかな。
かわいいメモ帳、探してみようかなって。


さんせーい!
わたしは、面白いご当地グッズを探したい!


えへへ♪
それじゃあ、いつものあれで、始めよっか。
せーのっ──。


かなみう、ファイファイおー☆

この坂を往けば!

ラジオ収録後

お疲れさま



お疲れさまでしたー!
お疲れさまでしたー!
お疲れさまでしたー!


うーん、喋ったーっ!
一生分喋った気がする!


私は一生分座っていた気がします……!
収録中もソワソワうずうずとしてしまい……落ち着かず……!


加奈ちゃんが止めてくれなかったら、危うくマイクが音を拾ってしまうところでした!
ありがとうございます!


えへへ、どういたしまして♪
でも、その気持ちもわかります。
ずっとスタジオで座ってると、体が強張ってきちゃうよね。


だね!
最近のお仕事もロケバス移動ばっかで、全然歩いてないし……
ふたりとも、ちょっと体動かしたくない?


うん!
でも、この辺りでちょうどいいところあったかなぁ?
公園とか……?


そういうときは、とりあえず外に出ましょう!
歩いていれば、意外となんとかなるものです!



案内板があるよ


……あっ、本当ですね!
えっと……なるほど、通りをまっすぐ行くと、大きいグラウンドがあるみたいです!


ほんとだ! あー……でも、ちょっと距離あるし、今から行くのはキツそう?
他にどこかいい感じのところは……。


あれ……?
わぁ、すごい……!


ん? 加奈ちゃん、どうしたの……って、うわー、すごい坂!
こんなに急なの、なかなか見ないよ!


攻略しがいのある坂ですね!
走り込みで大活躍すること間違いナシです!


確かにそうかも!
よーし、ちょっと走ってみようっ!


いいですね!
私も行きますよーっ!


えっ、ふたりとも……!?
ま、待って~っ!



うおりゃりゃりゃりゃーっ!
真尋ちゃん、覚悟ーっ!


うわっ、茜ちゃん速い!
でも私だって……うおりゃーっ!



ゴーーーーールッ!
ゴーーーーールッ!


はぁっ、はぁっ……
これ、どっちの勝ち!?


わ、わかりません……!
ほぼ同着だったと思うのですが……っ!


こういうときは、別の人に聞くのが一番!
というわけで加奈ちゃん、どっちが先に着いたかジャッジを……
って、いないっ!?


あ……あっちゃー。
加奈ちゃんもPさんも置いてきちゃったね。


ふたりとも、どこかで迷ってたりしないでしょうか!?


うーん……ほぼ一本道だったし、それは多分大丈夫じゃない?
ほら!


はぁっ、はぁっ……
茜ちゃん、まひろーっ!


お、追いついた~っ……!
ふたりとも、やっぱりすっごく速いね……!


いやいや、そういう加奈ちゃんも、前よりずっと速くなったんじゃない?


えへへ、そうかなぁ?
きっと、まひろーに走り方を習ったからだよ!
ふたりは、坂って部活でよく走るの?


私はマネージャーでしたから、いつもは見てるだけです!
時々練習に交ざって走ってましたけど!!


あはは、茜ちゃんらしいや!
私は選手だからね。何本も走ったよ!
最後のほうとか、もーくたくたになっちゃうんだよねー。


そうなんだ……! でもまひろー、なんだか楽しそう!
わたしもふたりみたいに、坂を走ってみようかな?


その際はぜひ声を掛けてください!
走るの、付き合いますよっ!


もちろん私も!
一緒に走ったら、きっともっと楽しいしね!


やったぁ! そのときはよろしくお願いします♪
って、そういえばそろそろプロデューサーも来るはず……
わぁっ……♪


ふたりとも、坂のほうを見て!
すっごくいい景色!


おおーっ……!
なんていうか、すごいですね!
こう、ドワーッて感じが!


空も真っ青で気持ちいいし……
こんなに高いところまで来てたんだね!


こんな景色が見られるなんて、頑張って走ってよかったぁ♪
おかげで体だけじゃなくって、気分もスッキリできたみたい!


じゃあひと息ついたところで、くだりも行ってみよう!
Pさんとも合流できるはずだし!


ていうか、誰が最初にPさんに辿り着くか競走しない?
Pさん、きっと驚くよ!


望むところです!
さっきは決着がつきませんでしたから、今回はプロデューサーに判定してもらいましょうっ!


競走……!
わ、わたしも頑張るね!


よし、決まりっ!
じゃあふたりとも、位置について……!



よーい、ドンッ!
よーい、ドンッ!
よーい、ドンッ!

上方

でぃてくてぃぶ・りるすたー

ドラマ撮影後

まさかこの3人で学園ドラマに出られるなんて、夢みたいでしたっ!


等身大の女の子、バッチリ演じられたよねぇ♪
ホントにクラスメイトみたいだったぁ~!


はいっ!
監督や演出の方にもお褒めいただきましたし、胸を張って放映日を待ちましょうっ♪



あのぅ……。


あれ、あなたは確か……えーっと、番組関係者メモを~……
ありましたっ!
エキストラで出てた、スタッフさんの娘さん!



うんっ!
みんなすっごくかわいかった!
あの、あたしね、ファンで……!


うふふ♪ ありがと~!
早耶、すっごく嬉しいなぁ! 握手しよぉ~♪


それなら私もサインを……ん?
教室のほうが、何やら騒がしいですね……。


少しトラブルが
起きてね


あっ、プロデューサー!
トラブル、ですか……?



大事な小道具がなくなってしまったらしい。
そのことで、スタッフさんのひとりが疑われてて、少し揉めているみたいなんだ。


……なるほど。
名探偵の出番、ですねっ!



みなさん、聞き込みへのご協力ありがとうございましたっ!
えっと、改めて整理してみると……。


まず、なくなったのは主演女優・木宇戸さんの、リボンの髪飾り。
ここの、最前列の机の上に置いて、他のスタッフの方々と一緒に休憩に入られたそうです。


その時この教室にいたのは、撮影スタッフの映吉さん。
ひとり残って、機材の確認をしていたそうです。


それで、木宇戸さんが戻ってきたときには、
もう机の上にはなんにもなかった……んですよね?



そういうことになります……。
でも、僕はやってないんですよ!
そもそも、動機なんて……!



前に聞いたわよ……妹さんが欲しがってるって。
それに、木宇戸さんのファンだとも言ってたじゃないか!



うぐぅ……ッ!
で、でも本当に……僕は何も知らないんですよぉ……!


……うん、信じるよぉ。
早耶、映吉さんはやってないって思うもん。
だから、力になりたいなぁ。


早耶さん……そうですよね!
でも、このままじゃ犯人にされちゃいます……!
なんとかしないとっ!


ふむ……早耶ちゃん、加奈ちゃん。
真実を見つけるため、推理といきましょう!



事件当時、映吉さんはこの教室の後ろのほうで
機材の確認を行っていた、と。
そのとき、気になることがあったそうですが……。



はい。教室の扉が開く音がして、振り返ったんですけど、
扉は開いてたのに誰もいなかったんです。


え、じゃあ勝手に開いたってこと?
もしかして、幽霊の仕業とか……。
やぁん、早耶こわーい~!


あ、安心してください、早耶ちゃん!
私は前に、とある学校の七不思議を解明したこともあります!
幽霊事件も解決してみせますよ!


す、ストップストーップ!
話が脱線しちゃってるよーっ!


こほんっ……もしかして、誰もいなかったんじゃなくて、
いたけど「見えなかった」んじゃないかな……?


「見えなかった」……はっ、まさか!
映吉さん、機材の確認はどんな姿勢でやっていました?



え? ええと、いつも通り……
こうやって、しゃがんでカメラを確認してましたよ。
で、扉が開いたからそっちを振り返って……。


なるほど、しゃがんだままの目線ですねっ!
つまりそのままだと、教室の前のほうは……。


わっ、どうしたのぉ都ちゃん。
机の前に立って……?


その姿勢のままこちらを見ると、私の姿が机に隠れるはずっ!
さあ、どうでしょうか……みなさんっ!


んー……都ちゃんの顔、バッチリ見えちゃってるよぉ?


わわ、待ってください! 立ったままじゃなくて、しゃがみます!
さぁ、これなら……どうでしょうっ!?


あっ、それならギリギリ見えないっ!
じゃあ犯人は、見つからないようにしゃがんでたのかな?


ですね。しゃがんだり、四つん這いになって……
いえ、ここの床にはみなさんの靴の汚れが付いています。
四つん這いになれば、膝に痕跡が残ってしまうでしょう。


つまり、しゃがんで机に身を隠すことのできる背丈……。
犯人は……私か、私より背の低い誰かですっ!!


都ちゃんが犯人じゃ駄目だよーっ!?
というか、それだと早耶さんもわたしも容疑者に!?


……あ。早耶、わかっちゃったかもぉ。
あのねぇ、こしょこしょ……。


……!
あの、じゃあ……こっそり、呼び出しませんか?


うん、早耶もそれがいいと思うなぁ。
たぶん、悪気があったわけじゃないだろうし。


……おふたりの言う通りです。そうしましょう!
みなさん! すみませんが、少し席を外しますね!




ご、ごめん……なさい……。
あたし……っ。


大丈夫、大丈夫だよ。
あなたを怒るためにここに連れて来たわけじゃないの。


うんうん、怖がらないで。
よかったら、早耶たちにお話を聞かせてくれないかなぁ。
どうして、リボンを借りちゃったの?



あたし……かわいく、なりたくて。
あの女優さんにも、アイドルのみんなにも、あこがれてて。
リボンをつけたら、かわいくなれるかなぁって……それで、つい。



ほんとはね、すぐ返すつもりだったの。
でも、大人の人たちがおおごえで怒ってて、怖くなって……。
ごめんなさい……。


……そうだったんだぁ。
カワイイに憧れる気持ち、わかるよぉ。
正直に話してくれて、ありがとねぇ♪


うんうんっ♪
でも、今度からはちゃんと、
いいよって言われないと物を借りちゃだめだよ?


……そうだっ! 早耶のリボン、あげるねぇ♪
これに誓って、約束してくれる?



くれるの……? ありがとう、すっごくかわいい……!
うん、約束する……!
あたし、もう勝手に借りないっ!


その心意気ですよっ!
では、私たちと一緒に、みなさんに謝りに行きましょう。
そうすれば、この事件は解決ですっ!




そういうことだったのね……正直に話してくれて、ありがとう。
映吉さん……疑ってしまって、本当にごめんなさい。



いやいや、疑いが晴れたのならそれでいいんですよ!
りるすたーのみなさん、本当にありがとうございました!
事件解決は、あなたたちのおかげです!


ふっふっふ、お任せください! 真実は……。
今日は、3人で決めましょうか!
せーのっ!



真実は、わたしたちのものっ!
真実は、私たちのものっ!

ファンシー・レコード

撮影本番中

みなさん、こんにちは。
『アイドルさんぽ旅』のお時間です。
今週は私、長富蓮実と……?


今井加奈のふたりでお送りしますっ♪
今日はなんと!
SNSで話題になった、あの喫茶店にお邪魔しちゃいます♪


オシャレで落ち着いた店内でいただく、 コーヒーとスイーツが格別とウワサですね。
さっそく伺ってみましょう♪



お邪魔しまーすっ。
わぁ……素敵なお店ですねっ。
なんだか大人な感じ……!


わかります。
とても落ち着いていて……
ゆっくりとしたひとときを過ごしたいと思わせてくれますね。


そうだねっ♪
あれ? くんくん……
コーヒーのいい香りが強くなってきたような?



お待たせしました。
当店オリジナルのブレンドコーヒーと……
ウサギちゃんパフェです。どうぞ。


ありがとうございますっ。
こちらがウワサのコーヒーとウサギちゃんパフェですね。
ふふっ、どちらも美味しそう♪


ウサギちゃんの耳はクッキーでできてるんですねっ♪
可愛すぎて、食べて崩しちゃうのがもったいない……
ああっ、でも食べちゃいたいぐらい可愛いっ!


思わず写真に撮って、友だちに自慢したくなっちゃいますね♪
それでは、加奈ちゃんっ。
さっそくいただいてみましょうか。


うんっ♪
いただきますっ。
ぱくっ……。


ん~♪
甘くておいしい~っ!


本当に♪
生クリーム、クッキー、アイス……
それぞれの味のハーモニーが絶妙です。


ねっ♪
甘さもちょうどよくって……
もういくらでも食べられちゃうよ~っ。


はむっ……
ふふっ、食べるだけで幸せな気分になっちゃいますね。
まるで特別な日に素敵なキスをされたような心地♪


そして……パフェの美味しさをさらに引き出してくれるのが、 オリジナルブレンドのコーヒーです。
甘さとマッチするようにこだわり抜いたブレンドだそうですよ♪


香り高い上にさわやかで、すごく飲みやすい……
とのことですっ。
パフェだけじゃなくて、こっちも要チェックメモ、ですよ!


では、こちらのコーヒーもいただいてみましょうか。
ふーふー……あ、そういえば。
加奈ちゃん、コーヒーはブラックで大丈夫ですか?


えっ?
えっと……あの、すみませんっ。
お砂糖とミルク、いただけますか……?



(スタッフの笑い声)


えへへへ……♪


本番撮影後

ねえ、蓮実ちゃん。
さっきからちょっと気になってたんだけど、 カウンターの端っこにあるあの機械ってなんだろう……?


ああ、あれはレコードプレーヤーですね。
随分な年代物みたいですけど……。



おや。詳しいね、お嬢さん。
店と一緒に、音楽好きの父親から譲り受けたものでね。
一応、まだ使えるんだよ。



昔はね……
お客さんもレコードを持ち寄って、好きな曲をかけていたんだ。
まあ、今はたまに手入れするくらいだけどね。


……あの、もしよろしければなんですけど、 まだレコードがあったら一曲お願いできませんか?
きっと、素敵だと思うんです。



そりゃあるにはあるけど……
昔のレコードばっかりで、 若い子たちにはつまらないと思うよ?


そんなことないですよっ。
昔の音楽ってどんな感じなのか、すっごく気になりますっ。
ねっ、蓮実ちゃん?


はい♪
古いものでも色あせないものだってあります。
古くなっても、そのよさが失われるわけじゃないですから。



……ふふ、わかったよ。
お嬢さんたちの期待に応えられるかどうか、試してみよう。
さて、どれにするか……。



レコードプレーヤーから音が奏でられ始める……


はぁ……♪
レコードの音楽って不思議だね。
なんだかあったかいっていうか……笑顔になっちゃう。


ええ……。
音の響きがお店の空気とも合っていて……
まるでこのお店のために作られたみたいです。



……そういえば、父も言っていたな。
店と同じくらいプレーヤーにはこだわったって。
いや、久しぶりに思い出したよ。ありがとう、お嬢さんたち。


いいえ、お礼を言うのはこちらです。
素敵な時間が過ごせました。
ありがとうございますっ!


コーヒーとパフェもごちそうさまでした!
また来ますねっ!



本当に素敵なお店でしたね。
美味しいコーヒーに可愛いパフェだけじゃなくて、 素敵なレコードまで聴かせてもらえるなんて。


……さようなら、白いお皿。コーヒーの美味しい喫茶店。
次に会う時は、私のレコードを持って行きますね。


わたしのレコードもねっ♪


ふふっ。
はい、きっと……♪